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2009年6月25日 (木)

知識創造スパイラルはこんなふうに使う

昨日に引き続き

野中郁次郎さんの

知識変換モデルについて、です。

まず

【1】知識には暗黙知と形式知があります。

この暗黙知と形式知を

量的にも質的にも増幅し、

企業活動に役立てていく、

というのが課題です。

・暗黙知は

主観的な知、経験知、同時的な知、アナログ的な知、とされ、

・形式知は

客観的な知、理性知、順序的な知、デジタル的な知

とされます。

【2】4つの知識変換モードとは、

①共同化

②表出化

③連結化

④内面化

をいい、

【3】下の図のようにスパイラルを形成しながら

(知識変換スパイラル)

それぞれが増幅されて(高まって)いきます。

(クリックで拡大)

Seci

①共同化は暗黙知の共有です。

OJTやブレインストーミングによって

ノウハウや技能などの暗黙知を組織で共有します。

②表出化は暗黙知から形式知への変換です。

文書化・データベース化など「書く」、「言葉にする」ことによって

暗黙知を明確なコンセプトにあらわします。

③連結化は形式知から新たな形式知の創造です。

書類・会議・電話・インターネットなどを通じて

コンセプトを組み合わせ

新たな知識体系・形式知を創り出します。

④内面化は新たな形式知から新たな暗黙知の創造です。

①から③までを通じた(それらによる学習を通じて)体験が

技能やノウハウを高め、

個々人の暗黙知として蓄積していきます。

【4】わかりやすくするために、

たとえ話でいきましょう。

・・・

中国で大画面テレビの販売を計画しているメーカーがあり、

「中国における効果的な売り場作りのあり方」を検討しているとします。

①まず、集客しやすい売り場のありかたについて

担当者でブレインストーミングを行います。

日本や欧米その他の市場における

これまでの効果的な売り場作りのノウハウや成功体験

などを皆で共有します(共同化)。

②ブレインストーミングの結果を議事録としてまとめ、

データベース化します(表出化)

③過去の議事録・データを整理・分析しながら、

中国における商習慣や購買行動、国民性などを考えながら

売り場作りやPOPなどの販促計画を立てます(連結化)

④中国での販売の結果から、

新たな店作り、POPなどのアイデアを生み出し(=内面化)、

(例えば、ホームシアターとしての訴求とか、

POPとしてデジタルサイネージを導入するとか・・・)、

それを日本や欧米市場における店作り・販促に応用していく。

こんなふうに、

この知識変換スパイラルを活用していくわけです。

・・・

この中で、

暗黙知を形式知化する『表出化』のモードが、

知識創造プロセスのエッセンス

ともいえる部分です。

こと生産現場に限ったことではなく、

全てのビジネスプロセスにおいて

重要な課題になります。

・・・

以前にも書きましたが、

いわゆる

「営業活動における表出化の取り組み」

は遅れている、といわざるを得ず、

ここのところをうまくやるかどうかで、

トヨタの「文書化というDNA」の図ではありませんが

大きな差になってくる、と思うのですが。

皆さんはどのようにお考えになりますか。

・・・

P1000191

ホンダ・ゴールドウイング1800(旧型)

談合坂SAで。

・・・

新型GL1800(ホンダ)の

LPL(開発責任者)は

NSRを担当した青木さんが

つとめた。

クルージング性能だけでなく、

この巨大なバイクにも

NSRのスポーツ牲を持ち込んだ。

これも、

一種の「連結化」といえませんか?

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