ニューヨークのとけない魔法
『・・・東京はみんな、
自分のことで忙しそうだ。
周りの人など存在しないかのようだ。
電車の中では、
ひたすら携帯電話に向かって指を動かし、
メールを打つか、ゲームに没頭している。
イヤフォンで音楽を聴いている。
鏡に映る自分の顔を見つめながら、化粧をしている。
(中略)
お母さんがおやつを出してくれたとき、
近くのコンビニでジュースを買ったとき・・・。
身近な場面で、なんと言えばいいのか。
子供たちは頭をひねる。
英語がわからないからではない。
それ以前に、日本語でもなんと言えばよいのか、
とっさに出てこない。
何も言わなくても、おやつは食べられるし、ジュースは買える。
買い物をしたとき、
アメリカでは
客も「Thank you!」と言うと知ると、子供は驚く。
買ってあげたのに、どうしてお礼をいうの?
(中略)
ニューヨークは
孤独な大都会のはずなのに、
人と人の心が触れ合う瞬間に満ちている。
飾ることなく、ごく自然に、笑顔や言葉を交し合える。
だから私は、この街に魅せられる。
(以下略)』
何気なく書店で手に取ったのが、
岡田光世さんの
『ニューヨークのとけない魔法(文春文庫)』
であり、
上は、その
”はじめに”からの抜粋です。
・・・
まだ
最初の数ページを読み始めたばかりですが、
面白いです。
心温まるというか
ほのぼのとした気持ちになれます。
・・・
一話ごとに、
英語のフレーズが象徴的に登場する
のも楽しめます。
・・・
また、一話一話が
週刊誌の「読みきりコラム」
くらいの分量なので
スキマ時間の活用には最適です。
・・・
『・・・息苦しい毎日に
心が固くなっていたら、
ニューヨークの魔法にかかってみませんか。』
は解説における
立花珠樹さんの言葉です。
・・・
岡田光世さんの
「ニューヨークのとけない魔法」
(文春文庫)
挨拶しても、
返事もしない日本人って
いますよね(笑)。



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